クランク交換 その後 [工作]
ホローテックⅡに交換したマリポーサ、BBをちょっといじりました。
マリポーサに導入したBBは、幅68mmのロードバイクに付けていたものです。
対してマリポーサのBB幅は実測70mm、さらにチェーンカバーのステーを共締めするので
+1mm、合計71mmくらいになります。
幸いクランク軸の長さは足りて、左クランクに抜け止めのプレートも装着できました。
BBには左右をつなぐ「インナーカバー」を取り付けます。
これは樹脂の筒の両端にOリングがあり、フレーム内の水気が直接ベアリングに
触れないようにするためのものだと思われます。
BB幅が合わないことにより、実はこのインナーカバーの長さが足りず
ちゃんと届いていませんでした。
マリポーサは屋外保管なのでこれではマズイ、ちょっといじります。
インナーカバーの幅は約52mm、これを55mmにします。
まずちょん切りました。ペラペラの樹脂なのでカッターで簡単に切れます。
ちょうどいい心棒を見つけ、偏芯しないように隙間を空けて長さを合わせ、
アルミテープを巻きます。+3.4mmになりました。
防食テープというのがあったので止水のためにこれを巻きます。
厚手で丈夫なビニールテープのようなものです。
最後にビニールテープで押さえつけます。これで出来上がり。
無事に装着できました。
とりあえず一安心。
2011-10-14 23:35
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
なるほど、イタリアンじゃないのに70ミリのBBってあるんですね。
前の記事では気がつきませんでした。
最初にホローテックBBを見たとき、猛烈な力がかかBBに、こんな柔いプラスチック部品を使って大丈夫なのかなあと思ったものですが、事実上、あれがなくてもBBの機能は果たせることが分かってからは、ではいったい何の役割を果たしているのだろうと疑問に思ってました。
emoさんの記事を拝読して氷解。
なるほど、防水のためだったんですねえ。
emoさんの作ったBBは、たぶん、世界に一つしかない70ミリのJIS規格のBBだと思います。
by 断腸亭 (2011-10-16 04:10)
断腸亭さん、おはようございます。
ロードでBBに異音を感じて(実はペダルだった)BBを買ったときに筒っぽを見て私は、商品ディスプレイのためのものだと思いました。しかし完成車で購入したロードをバラしたら、やはり入ってます。ご丁寧にOリングまでついて。そこで意味のあるものだと分かりました。
BBやチェーンステーの下側に小さな穴が開いていますが、あれは水抜きのためだと認識しています。雨の中を走らなくても洗車で水が入る可能性はありますもんね。フレームの内側はなかなか乾かないでしょうし。
by emo (2011-10-16 10:40)